音楽は言葉による意味から遠いところにあるからいい

音楽は言葉による意味から遠いところにあるからいい。だからぼくは基本的に歌詞のない音楽が好き。自分の曲にしてもほんとうはタイトルすらなくていいと思っているけど、タイトルがないと管理に困るし(この曲なんだったっけ?ってなる)、タイトルつけること自体が面白いから今のところつけている。(ぼくは、タイトルは無意味だといいたいがために、タイトルをつけているようなところがある)

その意味で音楽を「語る」ことは虚しいことではある。「語る」とは意味そのものであるから。しかし今のところ情報を伝える(自分の音楽がここにあるということを伝える)には言葉を使うしかない。そう思って意識的に言葉を使うようにしている。

技術が発達して波形データでスクリーニングして好みにマッチングさせるようなことができるようになれば、言葉は必要なくなるのでは、と考えたりもする。

あと、意味性を廃するという方向では、タイトルもだけど作者名(ミュージシャン名)すら必要ないと思えてくる。匿名かつタイトルなし。純粋音楽。ただ純粋に音だけがある。実際、誰がつくったかによって聴き手はバイアスがかかるものだと思う。

作り手としては、BICCO BEATの音楽として残したいという欲求は当然ある。

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