段階的ベーシックインカムでなにが起こるか

財源の問題で月に5万円とか、少額からベーシックインカムをはじめてみるという話もあるが、そうするとどうなるか。

サラリーマンの賃金は労働の対価ではなく、生きていくための必要経費(下記関連記事を参照)なので、そこから考えると月給は5万円減額される。(トータルの所得額は同じ)
現実的には減給するのは難しいだろうから、昇給をストップするというかたちがとられる。新規の雇用については5万円下がったベースで雇われる。

一方で、最低賃金付近で働いている人は下げられようがないから、格差是正にはなる。
ただし、本来のベーシックインカムの思想からすれば、ベーシックインカムとセットで最低賃金を撤廃する方向にはいくと思う。

いずれにしても、定額給付は、格差を減らす方向にはいくので、金額はいくらでもいいからベーシックインカムはやればいいと思っている。


(関連記事)

サラリーマンの給料の決まりかたについては次のサイトに詳しく書かれている。 マルクスの『資本論』の論理で考えると、労働者の給料は、労...

(2020/09/15記)

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