グラフを素直に読めばバブル以降の景気は長期低迷期

「戦後最長の景気拡大」とニュースに出ていたが、GDPの実質成長率で景気判断をしているとするなら、このグラフを素直に読むとバブル期(二つ前の景気拡大期)以降は地べたを這いつくばる長期低迷期と読める。リーマンショックとその反動以外は少しブレているだけで誤差範囲。それと、バブル期でも過去の流れからみると最後のひと頑張りだったことが見てとれる。

バブル以後、最初は「失われた○○年」と言っていたが、いつのころからか言われなくなった。もう過去の景気循環の枠組みで考えることはできず、構造的に変わってしまったことに気づいたからだと思われる。

(2019/01/30記)

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