令和の御世に昭和のプロレス雑感箇条書き(凶器、気づかい等)

  • タイガー・ジェット・シンのサーベル、いくらプロレスでも、いくらヒールでも、刃物はあかんやろ、と子供心に思った。今思うと、フィニッシュホールドのコブラクローが反則(チョーク攻撃)というのもめちゃくちゃなんだよな。
  • ブッチャーのフォークは、ぎりセーフぐらいに思ってた。
  • この流れで、上田馬之助の竹刀は全然インパクトがなかった。むしろ馬之助、やさしいひとなんだと思ったくらい。
  • この流れで、ザ・グレート・カブキの毒霧はさすがにあかんやろ、と子供心に思った。それと毒霧を口に含んでいる本人は大丈夫なのかと心配していた。あと、古舘伊知郎が言う「ドクキリ殺法」が「ドッキリ殺法」と聞こえていた。相手をドッキリさせるためにやっているという文脈でとらえて勘違いしていた。
  • 将軍ワカマツはほんとにイカレタひとだと思っていた。
  • 全日を愛知県体育館に見に行ったことがあるが、選手入場時のスタン・ハンセンを触りにいって、ロープを当てられたことがある。しばらく友達に自慢していた。
  • 小学生のころは、プロレスはガチだと信じていた(川口浩探検隊も信じていたぐらいなので)が、初代タイガーマスクの空中殺法(4次元殺法)は、さすがに相手の協力がないとできないだろうと思っていた。
  • 猪木の急降下爆撃(倒れている相手にトップロープからジャンプしながら膝蹴りする)は、片足をついてから、やさしく当てていた。延髄斬りも、擦るようにやさしく当てていた。気づかいの人って感じがした。あと、猪木の弓矢固め(ボーアンドアロー)を友だちにかけてもらったことがある。背筋が伸びて気持ち良かった。見た目が派手で、相手が気持ちいいという、プロレス技としては、最高の技。
  • それにひきかえ、キラー・カーンの急降下爆撃は直接いっていた。このひと、やばいと子供心に思った。
  • プロレスのルールで一番面白いのは5秒は反則していいというルール。なんなんだよ、反則してもいいルールって。で、この5秒もレフェリーによって全然違うのも面白い。ジョー樋口のカウントは遅かった。

(2019/05/02記)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする