ベーシックインカムの2階部分は厳しい競争社会(市場原理主義)になる(できる)

最近、新型コロナ問題に関連してベーシックインカムの話がちらほら聞かれる。

財源の問題は置いといて、もしできたらどうなるか。

ベーシックインカム(これを1階部分とする)で全国民の最低限の文化的生活を保障しながら、それよりも豊かな生活をしたいものが参戦する2階部分は激しい競争社会になる。

大きな特徴は次の2点だと思う。社会保障の簡略化と市場原理の徹底。

  • 年金・生活保護・失業保険などの社会保障はすべて撤廃してベーシックインカムに一元化できる(行政コストの削減)
  • 最低賃金・解雇規制撤廃で労働者は正規も非正規もなく定年も終身雇用も年功序列賃金もすべてなくなり、短期の契約を更新していくかたちになる(プロ野球の選手のように有望な労働者は複数年契約を勝ち取れたりする)

いろんな意味で社会の効率が上がることは間違いない。経済ってものは政府が規制せずにほかっておくと、いかようにも伸びていくものだと思っている。能力のないもの(経営者も労働者も)にとっては厳しい社会になるが、食いっぱぐれることはないのでそれでいいでしょってこと。

なお、わたくしは2階部分に参戦するつもりは端からない。

(2020/04/23記)

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