数少ない友達はみんな20代でドロップアウトした

ぼくの数少ない(片手で足る)友達は、いわゆる高学歴(高学校歴)だけど、それを生かして社会ではやっていけないという人ばかりということになっている。

新卒で一般企業に就職してそのままという友達はただの一人もいない。みんな20代で、ドロップアウトしている。普通にやっていれば、まあ、社会的にそれなりの地位につけたであろうけど、そんなことは端っから頭にないという感じが、ぼくからみたらすごいと思っていた。そういう人たちだったからこそ尊敬の念を持って友達になったとも言えるが。

一方、ぼくは、新卒で入社した会社で、長年働いていたが、それが恥ずかしかった。別に悪いことではないんだけど、口ではなんだかんだ言って安定志向だし、とにかく会わす顔がないみたいな感情。

2015年に21年働いた会社を辞めて、40半ばになっていたが、ようやく少しは友達に追いつけたかなという気にもなった。

で、辞めてみて、「まっとうな人生」というのは、大したものではないということを、身をもって実感した。中途半端にそんなものにこだわるよりも、捨ててしまったほうが気持ちがいいし、やってみればなんとでもなる。
彼らからしたら気づくのおせーよ、なんだろうけど。

ドロップアウトも人それぞれということで。

(2019/02/25記)

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