(この一曲)Albert Ayler/Ghosts(1964)

名盤とされるアルバム「Spiritual Unity」の一曲目。

  • 「破壊せよとアイラーは言った」と中上健次は言ったけど、ぼくは「 破壊せよ」とは言っていないと感じる。
  • 朴訥とした民謡のようなテーマ部と荒れ狂うアドリブパートの対比。
  • ベースのゲイリー・ピーコックの突っ込みの鋭さ(歌があるから心に刺さる)、ドラムのサニー・マレイの派手ではないけど延び縮みするドラミング。
  • 三者が絡みあうことで空間が捻じ曲げられるような錯覚に陥る。
  • テーマ部の0’16”、ピーコックのドゥッドゥーンにやられる。ここが聴きたいがために何回も最初から聴いたりする。

(2019/12/03記)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする