トミー・ゲレロ/ルース・グルーヴ・アンド・バスタード・ブルース(1998)
ジャケットも含めてセンスが良いと思う。
この手の音楽はひとつ間違うとダサインストに成り下がる可能性があるのだけれど、このアルバムは本当にかっこいい。
何が違うのか。
一つ言えることはやりすぎていないこと。
ほとんどの曲のコード進行がマイナーセブンスの平行移動のみでできている。
マイナーセブンス平行移動だけでこんなに渋い曲が作れるんだということを学んだ。
ちなみにギターでマイナーセブンスは非常に押さえやすく、平行移動ということでポジションも変わらないので、演奏は省エネでできる。地球にやさしい。
1. B.W.’s Blues
終盤に、暴れん坊将軍の上様登場シーンで使われる打楽器(ビブラスラップ)が突然鳴って笑える。
2. So Blue It’s Black
この曲、演歌っぽくもある。情念を感じる。
8. Never
たまたま居合わせた友達とかに協力してもらって録ったかのようなボーカルがGOOD。