古い本だが(1986年刊行)岩井寛著「森田療法」(講談社現代新書)を久しぶりに再読した。
最終章で語られる、著者自らによる森田療法の「あるがまま」の究極の実践。
ローランド・カークを想起した。カークが森田療法を知っていたわけではないだろうけど、元々盲目でさらに、最晩年に半身不随になっても首に、なにやらわけのわからない楽器を、いっぱいぶら下げて音楽をつくり続けた事実に「あるがまま」の思想を勝手に感じてしまう。
(2023/05/31記)
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