路上観察025「首相在任時の菅直人のポスター」

2011/08/21、長野県上田市にて撮影

鼻の穴に画鋲を刺すのは陳腐だけど、錆びの染みが鼻血みたいになっているのは、作者も予期しなかったであろうサプライズ。

今となっては史上最悪の総理大臣との呼び声高い菅直人だが、就任時には期待感もあった。それまでの総理が自民党時代から民主党政権の鳩山由紀夫も含め、家柄が支配層だったのに対し、市民運動家上がりであったというのがその理由。支配層にとっては気味が悪い瞬間だったと思う。なにしでかすかわからないという不気味さ。

わたくしのような、持たざるものからすると、その一点において、期待感があった。

(2019/04/08記)

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