前職で施工立会でよく現場にいっていたが、そこでのコントみたいな話。
耐火物の施工現場で、窯の中と外でやりとりをしながら、耐火材の打設を進めていくものだが、そのやりとりにトランシーバーを使っていた。トランシーバーだと同時に話せないので、話が終わったら「どうぞー」と言って相手に知らせる。
打設現場(窯の中)にいる親方が、練り場(窯の外)にいる作業員にトランシーバーで指示を出すというシチュエーションで、作業員が初歩的なミスをしたときのやりとり。
親方「なにやってるんだ。馬鹿野郎。どうぞー」
作業員「すいません。どうぞー」
親方「おまえは何回言ったらわかるんだ。どうぞー」
作業員「すいません。どうぞー」
てな具合で、どうぞーの一呼吸があると怒っていてもボルテージが上がってこない。はたからみていると、コントで、心の中で大爆笑していた。
あと、教訓として、怒りたいときは一呼吸おけばいいということもよくわかった。(それができれば苦労はないが)
(2020/07/28記)