地方のシャッター通りを観察すると、小売店(食材、服、本、CD等)は軒並み閉じているが、その中にわずかだが開いている店がある。
個人でやっている居酒屋とか、カラオケスナック。キャバクラとか、フィリピンパブとかの接待飲食業。
買い物はイオンとかアピタのような大型ショッピングモール、あるいはネット通販という大資本に集約されていくが、生身の人間がその場所へ行かないと受けられないサービスには大資本が網羅しきれないのか、まだスモールビジネスが入り込む余地があった。
今回の「新しい生活様式」のもとでは、それら生身の人間がその場所へ行かないと受けられないサービスは3蜜回避の名のもとに苦境に立たされる。はたしてシャッター通り最後の砦は生き残れるのだろうか。
(2020/05/08記)