星野源の「うちで踊ろう/Dancing On The Inside」のタイトルからオーネット・コールマンの「Dancing In Your Head」を想起した。オーネットの場合、もはや、うちでもなくて、頭の中で踊る。頭の中で踊ろう。
この曲なんだけど、ふざけたリフを延々と繰り返すところがめちゃかっこいい。もうええっちゅうぐらい繰り返す。で、繰り返したあげくに、ブレイクするところがグダグダなのも良すぎる。
ドラムが2人でギターも2人で、なんかダカダカダカダカやっているっていう。ジャズ時代は基本チャーリー・ヘイデンのベースとオーネットのアルトのポリキー感覚が聴きどころだが、ファンク期になるとアルトとベースにさらにギターが2台で好き勝手なキーで弾くので、もう楽しいことこの上ない。
見通しがたたない今、爆笑しながら聴ける最高の音楽。
(2020/04/13記)