先日(2019年4月21日)の江南市会議員選挙(定数22人、立候補者28人)で、このポスターのおおやぶさんが1745票で3位当選された。
前回(2015年)の同選挙にも立候補されていて、その時は、838票。定数22人、立候補者28人で最下位という結果であった。
結果をまとめると
838票(28位(最下位落選))→1745票(3位当選)
ということで900票以上を上積みして大躍進された。
実はこのおおやぶさんというかた、江南駅で毎週水曜日の朝に、あいさつをされていた。(注1)(注2)
通り過ぎるひとすべてに
「おはようございます。いってらっしゃい。」
を繰り返す。
学生には
「学校がんばってね」とかのバリエーションがあったような気もする。(注3)
バックグラウンドは知らないが、前回の結果からは、おそらく地盤のないかただと思われる。
そんなひとでも、地方都市の市会議員であれば、毎週、駅でのあいさつを欠かさずにやれば、上位当選できる。これから地方議員に挑戦するかたは参考にされたい。ぼくもあいさつ運動やって、市会議員を目指そうかな(うそ)。
真面目な意見を申し述べると、4年間、毎週、雨の日も風の日も、あいさつを続けることの大変さはよくわかるが、政治信条を訴えかけることなしに、(選挙運動にならない範囲内で、ビラを配ったり政治的な主張をすることは可能なはず)ただ、あいさつだけをしているだけで、これだけ票が上積みされてしまうという事実を憂う。ポピュリズムに他ならない。
(2019/04/29記)
(注1)最初は、宗教のかたと思っていたが、街中でポスターをみかけて、市会議員候補だとわかった。
(注2)素性のわからないひとにあいさつされても、変な感じなので、ぼくは、おおやぶさんのいる階段の手前にあるエレベーターを使って、なるべくあいさつされないようにしていた。
(注3)細かいことだが、見ず知らずのひとに「おはようございます」はいいとしても、「いってらっしゃい」は、ひょっとして朝帰りで家に帰る途中のひとかも知れず、繊細さに欠ける。言葉の使い方は政治家にとって非常に重要である。