「バナナの皮」(ピチカート・ファイヴ)の歌詞はすごい

「ひとの不幸は蜜の味」っていう諺?があるけど
ひとの不幸(それほど深刻そうではない)を笑っていっとき幸せになるというそれだけの歌詞。
身も蓋もない。しかし真実でもある。

ふだんは歌の歌詞など気にもかけないがこの歌詞にはやられた。

しかし、昨今、こんな歌詞の曲作っても売れないだろうな。ほとんどのひとは、音楽聴いて「元気になりたい」だけだろうから。

「バナナの皮」
作詞 小西康陽  作曲 高浪慶太郎


バナナの皮に
滑って転んで
ぼくは
ずいぶん痛かった


誰もがみんな
ユウツそうだったのに
ぼくを指さして
笑った


ごらん
そんなときだけ
世界中のすべてが
うまく行ってる気がする


ぼくが彼女に
フラれたときにも
みんなは会うたび
笑った


ごらん
そんなときだけ
世界中の誰もが
幸福に包まれるよ


笑え
ぼくのことを
笑え
お腹抱えて


バナナの皮に
もう一度滑ると
みんなが
ぼくを振り返る


きっと
そんなときには
世界中のすべてが
うまく行ってる気がする


笑え
ぼくのことを
笑え
お腹抱えて

(2020/02/15記)

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