自分が気持ちよくなりたくて、曲を作っている。基本それだけで、たまたま気に入ってくれる人がいれば、なおうれしい、という感じでやっている。
その意味において、ぼくのやっていることはエンターテイメントではなくてマスターベーションなんだと思う。これをマイルドにいうと芸術ということになる。
作品を発表するのは、なんらかの（無反応も含めた）反応が自分にフィードバックされて次の作品に影響を与える。ここが発表することの意義だと考えている。
それと、どんな形であれ発表することは、その作品が成仏される。それにより次の作品にワーっと取りかかることができる。発表しないと内に抱えたままでウジウジしてしまう。
発表することのハードルを下げたという意味でネットは素晴らしいものだと思う。
その裏返しで粗製乱造のデメリットはあるわけだが、全体としては作り手のメリットは大きい。
（2018/11/22記）