村上春樹が
「僕は正しい理解というのは誤解の総体だと思っています。誤解がたくさん集まれば、本当に正しい理解がそこに立ち上がるんですよ。だから、正しい理解ばっかりだったとしたら、本当に正しい理解って立ち上がらない。誤解によって立ち上がるんだと、僕は思う。」
といっている。
ある程度多数の人の批評にさらされるとことで、作者にとってまた別次元に行けるような気もする。
ぼく自身は今のところ、まったくもってそんなレベルではないが、少数ながらコメントをもらうことがあり、中には自分の意図とは全然違っていることもある。そんなふうに受け取られるのかという意外さ。これが増えてくると、それが自身にフィードバックされて作風にも影響するのではと思う。そこまでいくと、曲作りはもっと面白くなるような気がする。
と、ここまで書いて思ったが、この駄文もおそらく村上春樹の言っていることの誤読であろう。
(2018/10/25記)