先日、プロデューサーのハル・ウィルナーが亡くなったが、このモンク作品集はなぜかLPで持っていて、よく聴いた。
このアルバムの収録曲ではジョン・ゾーンの「Shuffle Boil」が一番好きなのだが、YouTubeになかったので、次点としてトッド・ラングレンの「Four In One」をあげる。
モンクの曲の中でも、おもちゃ箱ひっくり返した感が強い曲なんだけど、このバージョンはその感覚をさらに拡大しているというのか。もう笑うしかない。と同時にセロニアス・モンクっちゅうひとの頭の中はいったいどうなっているんだという思いを強くする。
全般的にこのアルバムはジャズ畑のひとよりロック畑のひとのカバーのほうが、面白い。
(2020/04/15記)