現状の新規重症者、新規死亡者数はこのグラフで見る限り明らかな増加トレンドとは言えずにランダムウォークと見れる。
発見されてから、重症化するのに1~2週間ぐらいのタイムラグがあるとしても(死者数はさらに遅延する)あと一週間もすれば、傾向ははっきりしてくる。
それまでのPCR検査が重症患者に偏っていたのを、基準を緩めて、軽症者にも拡大しているということがデータとして明らかになってくる。で、感染者数と重症者・死亡者の増加トレンドの乖離が続いていくようなら、重症化率、致死率は相当低いということがわかってくるので、それに応じて自粛も緩めていくという段階になろうかと思われる。というか、すでに蔓延しているものを検査で探し出しているだけで、感染の実態はピークアウトしているという説もある。
日本のPCR検査は陽性者の受け入れ先を作ってから、数を増やしていっている、ということでこれは政治的には正しいのだろう。実態を知るという意味はなく本末転倒なのだが、これは現実的な対応だと思う。
(2020/04/11記)