スノーボーダーの国母選手が、大麻で逮捕されたが、2010年2月のバンクーバーオリンピックの騒動のときに書いた記事があるので、それを本日は再掲する。
今回のことは、罪は罪として償うとして、今後は一般の「善良な」市民(=マスメディア)とニアミスしないことだと思う。
以下、2010年2月に書いた文章。
なにをいまさら、国母問題という気もするが、国母問題で考えたこと。
実際にハーフパイプみてみたが、かっこいい。
点数で順位つけなくてもいい感じがした。観衆それぞれ、ファッション、言動を含めて誰が一番ヒップと感じるか、それだけでいい。(それではオリンピックにならんが)
思ったのは、スノボって、単なるスポーツではなくて、ファッション、言動、生き方等々を含んだカルチャーなんだろうなぁということ。
そこには、品格、道徳、社会常識、社会秩序、等々、端的にいってスクエアなものに対して、反逆(アウトサイダー)の美学があると感じられる。音楽でいったらヒップホップのように。
で、そういった美意識を共有するコミューンの内内でやっているぶんには問題ない。
ところが、オリンピックは、”善良な”市民との接点がないものに、突然接点を与えてしまった。
音楽でいうなら、反社会的なリリックのヒップホップユニットが紅白歌合戦に出るようなものだ。
そんな違和感を国母問題で感じた。