この時期、研究室の学生が受けようとしている企業のHPの採用情報をみるが、みていると面白くなって、採用情報サーフィンをしてしまう。
で、社員紹介ページというののパターンで最後にOFF時間の過ごし方(趣味は何か)みたいなのが、あるんだけどだいたい次の3つに集約される。
- スポーツを楽しむ
- 旅行に行く
- テーマパークに行ったりの家族サービス(既婚者)
アウトドアが基本で、インドアはだいたい映画鑑賞で、ぎり読書はOKという感覚。
腐女子とかアニメとかアイドルとかオタク系はないことになっている。あと、日本刀を集めるのが趣味とか、ニッチなひともでてこない。一言でいうと”無難”。お見合いの釣書(死語?)かっていうぐらい。
OFF時間の過ごし方まで判で押したように画一化しているのが気持ち悪い。昨今、企業が大好きなダイバーシティはどこへいったんだ。穿ったみかたをすると、大手代理店が作った元ネタがあって、それをコピペして少しアレンジしただけなのではとも感じる。
結局、ダイバーシティといっても、企業のエライさん(だいたい頭が岩のようにかたい)の許す範囲内のダイバーシティでなければならない。
それでもって、採用情報の社員紹介、情熱大陸かっていうくらいキラッキラしてる。社長挨拶はクソ地味で社員はキラキラ。で、だいたいみんなやりがいあるみたいなんだな、これが。というか、やりがいありげな職種の人しか出てこない。
「ぼくは、25kgのセメント袋を1日2000個積む仕事をしています。腰が痛くなりますが、生活のため、がんばっています。」
という人は出てこない。
(2019/03/06記)