リンナイ→不採用(ぼくの新卒就活のときのはなし)

本日は就活解禁日(名ばかりではあろうが)ということで遠い昔のわたくしの新卒就活のときのはなしを。

遠い昔のはなしなので、会社名も出す。

ぼくが、新卒で就活したのは1993年で、既にバブルは崩壊していて就職状況は悪くなっていたが、氷河期まではいっていない時期だった。
当時、理系は自由応募というのがなく、大学にきている求人(学科で1名)から選んで、受けに行くという方式だった。(今考えるとこのやり方は、今以上に学歴フィルターは強かったと思われる。大学に求人がこないことにはどうしようもないわけだから)
学科の学生が教室に集められて、希望を出して、重なった場合はじゃんけんで1名を決めていた。まだ牧歌的な時代だった。

中部地方という地域の中では、まあまあの大学とされているところだったので、一部上場の大手企業からの求人もたくさんあった。
とりあえず、一部上場で名前も知られているリンナイという会社を受けた。じゃんけんしたくなかったので(どこでもよかったので)名前を知っていて、競合のない会社ということで選んだ。

履歴書の趣味欄にジャズピアノと書いて(ノイズミュージックとか書かなかったのはまだバランス感覚があった)いたので、面接で、そのことを聞かれて、仕事でやっていますが、今はいいですが、先のことを考えると普通に就職をしたほうがいいと思って応募しました、とか、本心をそのまま言っていた。それで、落とされるならいいや、と思っていたところもあった。

実際落とされた。
今から思えば、リンナイは人を見る目があったと思う。いや普通か。自分が面接官でも自分を落とす。

で、落ちたので、2社目を受けるために、就職担当の先生のところにいって、「職種の希望はないですが、動くのが面倒なので、近場がいいです」といって、求人の中から比較的近くの中小の材料メーカーを紹介してもらって、働くことになった。思いのほか居心地がよかったので21年も働いてしまった。

(2019/03/01記)

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