自分のデジタルメモの変遷をクラウド以前、以後に分けて振り返る。
クラウド以前(2008年以前)
- テキストファイル(ローカル)
- その当時はOS(Windows XP)の検索機能で全文検索ができなかったので、フリーソフトで全文検索ができるものを入れていた。
- クラウド以前では、結局これが一番使えた。分類せずに、全文検索で、引っ張り出すだけというシンプルさがよかった。
- Microsoft Outlookのメモ
- タグ付けができたので、使っていたが、タグ付けがめんどうだったし、数が増えてきて整理が破綻した。この問題は後々Evernoteでも同じことになる。
- Microsoft Access
- Accessはカード型のデータベースで、設計がいかようにでもできるので、自分で作ってみたが、めんどくさくて使わなくなった。
クラウド以後(2008年以後)
- Gmailの下書き(2008年~2010年)
- 2008年にiPhone 3Gを購入したので、それでモバイル環境でも使いたいと思って最初に試したのが Gmailの下書き。
- 普通にメールを送ると、変更ができないので、下書きを使っていた。
- 当時の環境ではiPhoneがもっさりしていたため、快適というわけではなかったが、やりたいことはできていた。
- momonote(2010年)
- 次に使ったのが、あまり知られていないけど、momoというアプリで、テキストだけだけど、iPhone3Gでもサクサク動いた。
- Evernote(2010年~)
- momoを使っていたころに、Evernoteが出てきて、乗り換えようとしたけど、当初はiPhone3Gでの動作がもっさりしていて使い物にならなかった。
- iPhone4に変えてからは動きがよくなって、Evernoteに移行した。
- で、ポケット一つ原則で何でもかんでも入れるようにしたが、分類(ノートブック、タグ)が上手くできなくて、そのうち放り込むだけになってしまった。
- Scrapbox(2018年~)
- 今はこれをメインに使っている。
- Scrapboxのすばらしさは少し前にこのブログで書いた。Scrapboxは革命的ツール
- Gmail、momo、Evernoteいずれもタグが使えたが、どれも数が増えてくると、うまく分類できなかった。そもそも分類するのがめんどくさくなってやらなくなって破綻する。
- そんなことを繰り返していた自分にとって、分類しないScrapboxは救世主に思えた。結局、自分のやりたかったことは、自分の書いたテキストメモを関連付けで引っ張り出せるようにすることだったんだ、というのがScrapboxを使ってみてわかった。
(2018/11/08記)
(関連記事)
昨日、「デジタルメモの個人史」を投稿したが、本日は「アナログメモの個人史」について。
アナログメモに関しては、新卒で入社した会社で...