Scrapboxは革命的ツール

Scrapboxというクラウドノートサービスを半年前ぐらいから使い始めたが、最近になって、自分にとってなくてはならないツールになっている。

このブログにしてもScrapboxの中にあるメモを切り出して記事にしているという感覚が強い。

Scrapboxを使い始める少し前にDynalistというクラウドアウトライナーを使っていたが、確かに階層構造にする操作性はいいのだが(アウトライナーだから当然だけど)階層構造を作るのに頭を使うのがめんどくさい。うまく使えない。自分がバカなせいなのか、怠惰なせいなのかわからないが、すぐに破綻した。
(ただし目的を限定して論文や報告書の目次を作るのにはいい)

現在、ぼくのScrapboxには300ノートぐらいあるが、前もって分類を設計して、各ノートを当てはめるのではなく、各ノートは自由に書いて、リンクによって後で共通性が見出される快感を一度味わうとやめられなくなる。トップダウン型とボトムアップ型の違い。なにも考えずに始められて、ぼくのような怠惰な人間でもそれなりに使えてしまうScrapboxの寛容さはすばらしいと思う。

野口悠紀雄が何かの本で、
「人間の怠惰さに寛容でないシステムは、ノウハウとは言えない」
というようなことを書いていたが、まさにそういうこと。

ところで、情報管理において、先に名前が出た、野口悠紀雄の「超整理法」押し出しファイリング以外で使えるものってなかったんだけど、それ以来の使える方法論に出会った感じがしている。
共通するのは分類しないということ。分類せずにフラットに並べる。
集めたものはどうしても分類したくはなるけど、そのうちに数が増えてくると、どっちにしても、破綻するのではじめから分類しない。

情報管理について、アナログにしてもデジタルにしてもいろいろ試してみたが、結局残ったのは、次の3つで、しばらくはこれでいけると思われる。

  • 書類→押し出しファイリング(ぼくはクリアファイルを時系列に並べるだけ)
  • アナログメモ→A6のノートに時系列で書く(対象でわけない、すべて一冊のノート)、これも分類せずに時系列ということで押し出しファイリングの考え方、A6サイズなのは常に携帯するため
  • デジタルメモ→Scrapbox

(2018/10/29記)

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