れいわ新選組というネーミングを含め、やっていることは、話題作り優先のポピュリズムではあるのだが、不思議と嫌悪感がない。徹底した弱者目線であることが、そうさせるのか。多くの国民は政策の実現可能性などはわからず、イメージだけで投票先を決めるので、この戦略は有効であると感じる。弱小政党であるなら、まず、メディアの注目を集めないと、いいことを言っているとしても、話にならないということを、よくわかっている。
名古屋弁でいうなら
「山本太郎さん、ガンバっとりゃーすで、こんきゃーは、入れたらなかんわ」
みたいな感じ。
最低賃金1500円なども、実現可能性はわからないが、増大する非正規雇用者の支持を得るのに有効だと思う。
ぼくは、政治については、なんであれ、熱狂そのものが怖いと思っているので、冷静に山本太郎という現象を観察したいと考えている。ちなみに、比例代表では「れいわ壬生浪士組」と書こうと思っている。
(2019/07/04記)