老後2000万円問題は相互扶助することで老後1000万円問題にできる(95歳までではなく平均寿命までの貯えでいい)

個々人の事情は千差万別であるが、仮に全員が同じ条件であったと仮定すると、相互扶助をすることで平均寿命までの貯えでいいことになる。

老後の生活が、年金だけでは賄えず、月に5.5万円程度の持ち出しがある、ということで、65歳から95歳までの30年間で

5.5万円×12ヵ月×30年≒2000万円

必要になるというのが2000万円の根拠であるが、ここで相互扶助すれば、これもわかりやすく平均寿命が80歳とするのなら、全員が80歳までの15年間の貯えでいいことになる。

80歳までに死んでしまった人の分を80歳以上生きてしまった人に回せばいい

人の寿命は平均寿命を頂点にベルカーブを描くであろうから、平均寿命より若く死んでしまったひとの余ったお金を平均寿命より長生きしてしまった人に回してあげればいい。

つまり
5.5万円×12ヵ月×15年≒1000万円

でいい。

実際の運用としては、65歳時点で全員から1000万円を徴収して、生き残った人に、月々5.5万円づつ配ればいいだけである。

これで、老後2000万円問題は老後1000万円問題になる。

(2019/06/17記)

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