年金は国がやっている長生きリスク保険

年金は本来、社会保障ではなく、保険。問題は社会保障のように国民を錯覚させていること。
社会保障のように思っているから、足らないと言われると、反発があるが、保険と考えるなら自己責任でなんとかせい、ということにもなる。実際、ねんきん定期便をみると、あなたの納付額はいくらで、現状だといくらもらえます、というのがわかるようになっており、若いうちから、対策することはできる。

保険なので

  • 不幸にも?長生きしてしまったら、自分が掛けた掛け金に応じて保険金が支払われる。
  • 幸運にも?早死にしたら掛け捨てでなにももらえない。

こう書くと生命保険の逆。

年金が保険としてみたときに特殊なのは

  • 民間ではなく国がやっていること
  • 加入が強制であること
  • 一階部分の国民年金は、掛け金が一律、二階部分の厚生年金は掛け金が収入に応じて決められており、自分の意志では決められないこと
  • 賦課方式で複雑

賦課方式がはなしをややこしくしているので、いったんチャラにして、積立方式で出直すのがいいんじゃないのかと素人考えで思う。

  • 積立方式にして、自分が積み立てたお金を後で返してもらう。
  • 最低額を決めておいて、掛け金は自分で決められるようにする。
  • 物価上昇分は税金で補填する。

個人的には、ベーシックインカムを導入して、年金、失業保険、生活保護等、すべて廃止すればいいと思っている。それでも心配な人は、民間の長生きリスク保険に自己責任で加入するということで。

(2019/06/10記)

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