(この一曲)John Coltrane/My Favorite Things(1960)

高2の夏、「My Favorite Things」でメジャーセブンスとドローンの気持ちよさに目覚めた。
そしてジャズが好きになった。

当時、ジャズを聴きはじめたころ、バップはいまいちしっくりこないところがあったけど、これはすぐに理解できた。ドミナント・モーションの拡張といえるバップの複雑な方法論よりもシンプルな(なにしろ一発ですから)モードのほうが、はるかにわかりやすかったということだと思う。

1’01″と10’00”でEdrianからEionian(major)にモードチェンジするところの開放感ったらない。

あと、このころのマッコイ・タイナーはホントにいい。
ビル・エヴァンスにひけをとらないスタイリストぶり。(もちろんコルトレーンのお導きがあってのことだとは思うが)

それとこの曲、ベースがメチャ楽。アドリブ部分は4弦の解放しか弾いていない。つまり右手だけでいける。まぁ、左手もミュートはしてるんだろうけど。ベーシストにしたら基礎練習。まずは開放弦でベースを豊かに鳴らしましょう的な、、、

(2020/07/17記)

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