少し前に以下の記事を書いた。
発想支援ツールというものは基本的に、言葉を介するしかない。言葉を使わないと、記録ができないから。
(図画とか、音声とかも考えられないわけではないが、実用的ではないだろう)
Scrapboxの場合であると、ブラケットで囲った、共通の言葉でしかつながらないわけだが、物事を考えるときは、言語化できないもやーっとしたところで一見関係なさそうな事象が連想されるということはままあることである。
頭というのは、すぐに横道にそれたり、ポンポンわけのわからないことを思いついたりして、何かに集中して取り組まないといけないときなどには、手に負えなかったりもするのだが、こと発想においては、このつかみどころのない自由度の高さはプラスに作用すると思われる。
そういうわけで、発想というのは、頭の中でつなげるのが本筋なのだと思う。これを古来より、ひらめきという。アルキメデスが「ユリーカ!」と言ったときも、情報カードとかScrapboxは使っていなかったと思われる。
結論、発想のための近道はなく、身もふたもないが、関連情報を仕込んだうえで、考え続けるしかないのであろう。
(2020/01/21記)